【オススメの本・先生向け】「金森俊朗の子ども・授業・教師・教育論」は学校、塾の先生必読!


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また本棚をさぐっていたら、昔読んだ本を発見!

(日ごろから整理整頓しとけよ!)

「金森俊朗の子ども・授業・教師・教育論」

著者 金森俊朗

簡単に金森先生の紹介を。(ウィキペディアより)

石川県七尾市(旧中島町)出身。金沢大学教育学部卒。80年代より人と自然の繋がりを模索しながら様々な実践教育に取り組み、1989年妊婦を招いて行った性の授業を皮切りに本格的にいのちの授業を開始するようになる。1990年には末期癌患者を招いた「デスエデュケーション」を行う。 その教育思想と実践は、教育界のみならず医療・福祉関係者からも大きな注目を集め、「情操教育の最高峰」と高い評価を受けている。 NHKスペシャル「涙と笑いのハッピークラス 四年一組命の授業」で金森学級が取り上げられ、大きな反響を呼んだ。同番組は、2003年日本賞グランプリ2004年バンフテレビ祭グローバルテレビジョン・グランドプライズ」を受賞した。

 

この本は本当に素晴らしいんですよ!金森先生が相当素晴らしい先生であることは、この本を読めば容易に想像がつきます。

 

その中でも最も私が感動し、勉強になったところを紹介したい。

そのまえに1つ詩を。

< 手紙 > 鈴木 敏史

ゆうびんやさんが こない日でも
あなたに とどけられる
手紙はあるのです

ゆっくり 過ぎる
雲のかげ
庭にまいおりる
たんぽぽの わた毛
おなかをすかした
のらねこの声も
ごみ集めをしている人の
ひたいの汗も・・・・・

みんな 手紙なのです
読もうとさえすれば

 

子どもたちは2種類の手紙を持ってくるとのこと。

1つは「好奇心・学び・学問・授業に通ずる手紙」

もう1つは「心のうち」

 

子どものことをよく見てあげようなんていうレベルではないですね!

本当に1人1人丁寧に接しておられるのがよくわかります。

 

金森先生は子どもたちに勉強をさせること以上に、子どもたちの話を聞くことが大切であると言っています。

 

子どもたちがピッチャーで、先生がキャッチャー。

だから子どもたちがどんな球を投げてきても、先生はキャッチャーとしてうけとめないといけないと。それが子どもとの信頼関係につながるといいます。

 

子どもが安心してボールを投げるにはどうしたらいいだろうか?

 

もちろんキャッチャーがしっかりうけとめることが大切。

でもバックネットがあったら子どもたちはもっと投げやすいと。

キャッチャーが先生なら、バックネットは保護者や地域の人。

キャッチャーが保護者なら、バックネットは先生や地域の人。

 

子どもたちが健やかに成長するためには、もっと学校や家庭、地域が協力しなければなりません。

別に難しいことじゃないと思うんです。

① みんなが子どもの話をきちんと聞く。

② 先生も親も地域の方々も子どもの前で「笑顔」

 

この2つが守られれば、子どもたちをもっと笑顔にさせることができるのではないだろうか。