【オススメの本・塾の先生向け】「二月の勝者1巻」から現役塾講師が印象に残った3つのシーンを紹介

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今回も「二月の勝者」(高瀬志帆作)を紹介したい。

とある中学受験塾を舞台に、生徒全員を第一志望に絶対合格させる最強最悪の塾講師・黒木蔵人を主人公とした物語。

塾の仕事をしている人は、とてもおもしろいし、勉強になる。

私がこの「二月の勝者1巻」で私が印象に残った3つのシーンを紹介したい。

 

1 粘ってがんばった経験のある子は受験に強い!

 

「粘ってがんばった経験のある子は、受験に強い!」

これは真実です!

 

勉強で大切なことは、

『継続力』『粘り強さ』です。

継続力‥毎日決まったことを続ける力

やる気があるから、勉強する。

やる気がないから、勉強しない。

では成績は伸びません。

日々の勉強のルーティーンを消化していくことです。その積み重ねが成績アップにつながりますね。

 

粘り強さ‥何とか正解しようと試行錯誤する力

 わからない問題に出会ったときに、

『あーでもない、こうでもない』と、

いろんな方法を考えることが大切です。

脳に汗をかくイメージです。

これは、非常に重要です。

わからない問題に出会ったときの対処法でその後の成績はかわります。

成績の伸びる子

算数でわからない問題に出会う

粘り強く考える

自分で調べる

先生や親に質問する

もう1回自分で解いてみる

 

成績の伸びない子

わからない問題に出会う

すぐに答えを聞くまたは見る

その後自分1人で解かない

 

これではいつまでたっても自分の力で解けるようにはなりません。

 

先生や親は、

子どもに考える時間を作ってあげる。

調べられる環境を整えてあげる

(参考書や図鑑、辞書やタブレットを用意してあげる)

これらの協力は必須ですね。

 

 

 凡人こそ中学受験

プロサッカー選手になれる確率約0.21%

憧れの難関校に合格する確率約10%

 

これ数字で見ると説得力あります。

なんとなくわかっていたことですけどね。

 

スポーツや芸術の世界は「才能」必要です!

絶対に。

 

例えば

体操の内村航平選手…お母さんも元体操選手

卓球の張本智和選手…両親ともに元プロ卓球選手

など、DNAや幼少期の環境も絶対必要です!

 

その点勉強は、チャンス大ありです!

がんばった分だけ成績上がりますもん。

勉強しすぎてけがすることもないし。

 

 集団塾なら上位クラス

集団塾なら絶対に上位クラスにいるべきです。

理由としては

・スキルの高い先生が担当

・周りの子の意識が高い

・あたりまえの基準が高い

 

簡単に3つあげましたけど、これはめっちゃ重要です。

逆に考えれば

下位クラスは

・経験の浅い先生が担当

・周りの子の意識が低い

・あたりまえの基準が低い

となりますね。

 

下位クラスになると、どうしても授業の緊張感が保たれにくいんです。

宿題やってこない子とかもでてきますしね。

「勉強がんばるぞ!」

という雰囲気が作られにくいんです。

 

成績を伸ばすために「環境」は本当に大切です!

お子さんが

勉強が得意なら集団塾へ。

勉強が苦手なら個別指導塾へ。

そして成績が上がり次第集団塾へ転塾がオススメです。