【オススメの本・塾・学校の先生向け】「ドラゴン桜2の3巻」から現役塾講師が印象に残った3つのシーンを紹介
今回は「ドラゴン桜2の3巻」(三田紀房作)を紹介したい。
2020年の教育改革を前に、あの男が帰ってきた!
生徒の学力が低下し、再び落ちぶれてしまった龍山高校に舞い戻った伝説の弁護士・桜木健二。
絶大な権力を握る女帝(理事長代行)と無気力な学生を向こうにまわし、かつての教え子・水野と改革を断行する。日本の大学受験を変えた伝説の“東大合格請負漫画”『ドラゴン桜』の続編(ドラゴン桜2公式サイト参照)
塾や学校で先生をしている人は、とてもおもしろいし、勉強になる。
私がこの「ドラゴン桜2の3巻」で私が印象に残った3つのシーンを紹介したい。
1 合格の保証
ある女子生徒が先生に
「現役で合格したいからリスクのある東大受験はしない」
と先生に伝える場面がある。
女子生徒にそう言われて先生は何も言えず。
主人公の桜木はこの場面では
「先生が現役で東大に合格させてやる」
と言わなければならないと。
そして
「生徒のチャレンジに背中をおすことが先生の大切な仕事である」
と。
これは勇気がいる。
だって先生としてリスクをとることになるから。
しかし生徒だって「不合格」というリスクを背負っている。
逃げ腰な先生に生徒が本気でついていくことはない。
先生の本気と生徒の本気がかけあわさって、すごい化学反応がおきる!
2 ミスをなくせ
ミスをなくすには、テストや模試の直しから始める必要がある。
理解度を4つにわける。
A 得意で正解
B 得意で不正解
C 苦手だけど正解
D 苦手で不正解
目標はAの「得意で正解」の問題を増やすこと。
そうすれば自然と点数は上がる。
ミスが減るからね。
そのためには勉強の順番が大切。
Aとの距離、つまり得意で正解にしやすい問題から順番に勉強をすすめていく。
順番は以下のようになる。
① B 得意で不正解
② C 苦手だけど正解
③ D 苦手だけど不正解
「苦手科目を克服するんだ」と、自分にとって難しい問題から勉強するのはまちがい!
この
A 得意で正解
B 得意で不正解
C 苦手だけど正解
D 苦手で不正解
の仕分けは中学生1人では難しい。
塾の先生といっしょにするのが効果的。
勉強にはこういったちょっとした工夫や戦略がめちゃくちゃ大事!
3 日本人はなぜ英語を話せないか
英語を話せない理由はずばり
「英語を毎日使わないから」
これは本質をついています。
ほんとそのとおり。
日本人は国内では英語を使う必要がない。
英語を覚えないメカニズムはこんなかんじ。
英語を勉強する
↓
日常生活で使わない
↓
脳が覚える必要がないと判断する
↓
脳が英語の記憶を捨ててしまう
そこで、以下のようなメカニズムにしてしまえばいい。
英語を勉強する
↓
日常生活で使う
↓
脳が覚える必要があると判断する
↓
脳が英語を記憶をしようとする
日常生活で使う工夫が必要。
そのためにSNSの利用が効果的。
Twitterで英語でつぶやく。
動画にとってアップする。
とにかく一定の緊張感をもって、アウトプットすることが大切。
ドラゴン桜は参考になる勉強方法が満載。
学校よりも塾のほうが実践しやすそう!
三田紀房先生のマンガは大好き。
今後も紹介していきますね!