【勉強法中学生】「身の丈にあった勉強法」のオススメ記事ベスト3
「身の丈にあった勉強法」(著者菅広文)
今回はお笑いコンビの菅広文さんが書いた「身の丈にあった勉強法」を紹介したい。
参考になる勉強法が書いてあるだけでなく、進路選択のヒントも書かれている。特に高校受験をひかている中学生やその保護者にはとても参考になると思う。
0 あらすじ
「正しい勉強方」を知らないと、人生で損をする! ロザン菅が、高性能勉強ロボ・宇治原を観察し続けて確信した、究極の学習術とは!? ベストセラー『京大芸人』シリーズのエッセンスが、たっぷり詰まってます! (幻冬舎ホームページより参照)
1 「教えてもらう人」より「教える人」のほうが成績は伸びる
「教えてもらう人」より「教える人」のほうが成績は伸びる。
これは絶対です!
教えるためには、その問題の本質を理解している必要があります。
簡単に言えば
「なぜそうなるのか?」
をきちんと説明できる必要があります。
例えば
「どうして甲府盆地ではももやぶどうの栽培がさかんなのか?」
という問題に対して
① 理解できていない人の説明
「甲府盆地はももとぶどうで有名」って覚えておけ!
ぐらいしか言えませんW
② 理解している人の説明
甲府盆地は扇状地でその特徴は
・日当たりが良い→果物が甘く育つ
・水はけが良い→果物がみずみずしくなる
・寒暖差が大きい→色が良くなる
だから甲府盆地ではももやぶどうの栽培がさかんなんだよ。
といったかんじで説明ができます。
①と②どっちがわかりやすいですか?
わかりやすく説明できる=理解できている
なんです。
だから勉強が得意な子が勉強が苦手な子を教えれば教えるほど成績の差がどんどんひらきます。
じゃあどうすればいいか?
教えてもらったことを、また誰かに教えたらいいんです!
親や友達に説明してみましょう!
そうすれば、成績はどんどん上がっていきます。
2 学校の勉強をせずに塾に行くのは、暴飲暴食をしてからジムに行くのと同じこと
かんちがいされている方が多いんですが、
塾は病院ではありません!
病気は、
・診察してもらって
・薬を飲んで、
・安静にする。
これで治ると思いますが、勉強はちがいます!
勉強はジムと同じです!
・スポーツジムに入会する
・トレーナーに正しい方法を教えてもらう
・定期的にジムでトレーニングをする
・家でもトレーニングをする
塾におきかえると
・入塾する
・塾の先生に正しい勉強の方法を教えてもらう
・休まず塾に通う
・自宅でも学習する
勉強に特効薬はありません。
結局自分で勉強する必要があります。
だから塾をよく休む子や、家で勉強しない子に成績のいい子はいませんね。
3 身の丈にあっていない高校に入学すると、成績が伸びなくなる
高校を選ぶ基準として
① 自宅からの距離
② 校風
③ 部活
④ 進路と進学実績
⑤ 自分の学力
まあ、このぐらいでしょうか。
その中で大きなウエイトをしめるのが
⑤ 自分の学力
なんです。
あたりまえですね。
入試に合格しないと、入学できませんから。
ではそれをふまえて高校をどのように選んだらいいでしょうか。
ア 自分に見合った成績の学校に入る
→入学したら学校で真ん中ぐらい成績
※模試でB判定ぐらい
イ ギリギリの成績で1つでも上のランクの学校に入る
→入学したら学校で下位の成績
※模試でC判定ぐらい
ウ 余力をもった成績で学校に入る
→入学したら学校で上位の成績
※模試でA判定
僕はウの 「余力をもった成績で学校に入る」
を断然おすすめする!
なぜなら成績が伸びる可能性が高いから。
「教えてもらう人」より「教える人」のほうが成績は伸びる、でもふれたように、学校では教える側にならないといけません。
教えられてばかりでは、ライバルとの差がひらくいっぽうです。
成績上位だと、指定校推薦などの受験パターンの選択肢も増えます。
また勉強がわからなかったり、つまらなかったりすると、学校も楽しくなくなります。
受験勉強ではとにかく成績を伸ばすことに集中し余裕のある高校を受験するのがいいと思いますね。
さくら個別指導学院の國立拓治先生もこの本を紹介されています。
とても参考になるので、ぜひ読んでもらいです。