【オススメの本・子どもたちに紹介したい】「10歳でもわかる問題解決の授業」(苅野進)から現役塾講師が印象に残ったオススメ記事

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「10歳でもわかる問題解決の授業」(著者苅野進)

著者プロフィール

東京都出身。文学部哲学科卒。小学校5年生、6年生の算数講義、および全体カリキュラムを担当。趣味は、マラソンと数学。

※学習塾ロジムホームページから引用

 

0 あらすじ

小学生でもわかるようにコンサルタントが使う“思考のフレームワーク”を解説。「脚の1本折れたイスの新しい使い道とは?」「どう交渉すれば、テレビゲームを買ってもらえるの?」「そら豆の発芽のために必要なものは?」…などの問題から、“論理力・仮説力・実行力”が身につく。だから、仕事のスピードと成果が変わる!

※amazonの内容紹介より引用

 

ここからが、塾の先生をしている私から紹介したいおすすめ記事です。

 

 

 

 

1 SCAMPER(スキャンパー)

 

SCAMPER(スキャンパー)とは

問題解決のための1つのテクニックです。

Substitute (サブスティテュート) 代用する 

Combine (コンバイン) 組み合わせる 

Adapt (アダプト) 適応させる 

Modify (モディファイ) 修正する 

Put to other uses (プット トゥ アザー ユースィーズ) その他の使い方をしてみる

Eliminate (エリミネート) 取り除く

Rearrange (リアレンジ) 並び替える

Reverse (リバース) 逆にする

 

さっそく例題にいきますね。

少し考えてみてくださいね。

「もうかっていないスーパーの解決策は?」

 

いくつか思いついたでしょうか?

ここで上のSCAMPER(スキャンパー)を使ってみましょう。

解答例です。

 

Substitute (サブスティテュート) 代用する

→野菜を農家から仕入れる「代わりに」自分たちで栽培する

 

Combine (コンバイン) 組み合わせる 

→スーパーと薬局をを「組み合わせて」営業する

 

Adapt (アダプト) 適応させる 

→健康に気を使っている人に「適応させて」太りそうなものは売らないスーパーにする

 

Modify (モディファイ) 修正する 

→車いすの人や高齢者でもゆっくり買い物ができるように、通り道を広い形に「修正する」

 

Put to other uses (プット トゥ アザー ユースィーズ) その他の使い方をしてみる

→空いている場所で料理教室をするという「別の使い方をしてみる」

 

Eliminate (エリミネート) 取り除く

→こだわりの地元食材だけにして他の商品を「取り除く」

 

Rearrange (リアレンジ) 並び替える

→いっしょに食べたらおいしいものどうしを近くに置くように「並び替える」

 

Reverse (リバース) 逆にする

→太りたい人向けのスーパー。カロリーが高い商品だけを売る

 

本当にこんなんでスーパーがもうかるようになるのか?

 

それは正直わかりません。

ただ

 

学校のテスト=正解を見つけないと意味がない

ビジネス=正解のない問題を自分で考え意見と答えをだす

なんですね。

 

だからビジネスではまちがえたら修正したらいんです。

むしろその回数が多いほどいいものができます。

 

子どものころから

正解のない問題を自分で考え意見と答えをだす

というトレーニングができるといいなあと思いますね。

まちがい大人になになってから役立ちますからね。

 

他にも参考になる考え方やテクニックがたくさんのっています。

おもしろいのでぜひ読んでみてくださいね。