【子どもたちにオススメの本】「多眼思考」働くこと編(ちきりん)
「多眼思考」(著者ちきりん)
著者プロフィール
関西出身。バブル期に証券会社に就職。その後、米国での大学院留学を経て外資系企業に転職。2010年末に退職し、現在は執筆、対談、旅行などで活動
※BOOK著者紹介情報から引用
0 あらすじ
◎5年後にどこで何してるかわかっちゃうような人生はまっぴらごめん。
◎すごい人に会って憧れているようでは話にならない。悔しがらないと。
◎ITとかいくら進歩しても、「通勤」をなくせないようではアカンやろ、と思う。
◎「少子化大臣には女を任命しなくちゃ」と思ってる限り、子供は増えません。
◎人生の時間を、できる限り、売りたくない。
◎世界が変わるのを待つより、自分が変わったほうが早いですよ。
政治から経済、人生から家族、趣味から犯罪についてまで、ありとあらゆる分野についての考察。
140字でこれだけのことが伝えられるなんて! 極めて濃密な「140字の思考と思想の本」。
文章だけで勝負して12万フォロワーのいる著者の2万7千のツイートの中から300を厳選。
言葉の強さ・鋭さにぐっときます!
未来のあんたはなにひとつ後悔しない――
痛快! 爽快! ゆかい! 世の中ってこーだったのか!
社会派ブロガーが、オリジナル視点で見つめた、思考と思想の本。
※amazonの内容紹介より引用
ここからが、塾の先生をしている私が特に印象に残ったメッセージを紹介しますね。
~働くこと編~
1 「思考力がある、ない」とか言うけれど、大事なのは「どれだけ考えたか」、つまり「思考の量」です。「思考力の高い人、低い人」がいるのではなく、「ナンも考えていない人」と「すごく考えている人」がいるだけ。
塾で教えていると、これはめっちゃわかりますね。
勉強が得意になる子は、やっぱり考えています。
正解できるかどうかじゃなくて、正解をなんとかだそうとあがくんですよね。
勉強が将来役に立つかどうかなんてわからない。
けれど、考えるくせのある子と、ない子では大きな差がつくと思いますね。
2 「自分が納得できる仕事をしている」ということの価値はすごく大きいよね。人生なんてしょせん自己満足なんだから。
子どもの頃って、将来なりたい職業を想像しますよね。
でも、職業より、どんなことがしたいかを考えることのほうが大切だと思う。
仕事は学生の勉強よりもはるかに長い時間を費やします。
だからこそ、自分の納得のいく仕事をしてほしいですね。
自分のやりたいことが見つかったら、それが仕事になると思いますね。
だから無理になりたい職業なんて決める必要ないです!
3 今、5分かけて話したことは、いったい何時間かけて考えたことなのか?ってのが話してておもしろい人とそうじゃない人の差だよね。5分考えたことを5分話す人と、100時間考えたことを5分話す人がいるんだもん。おもしろさが違ってあたりまえ。
超同意です!
授業の上手な人とそうじゃない人との差はずばりこれです。
テレビでもラジオでも本でも、見たり聞いたり読んだりしておもしろいと感じるときは、伝える側がすごく考えているんですよね。
会議もそうです。
話を聞いてておもしろい、勉強になると思うときは、話し手の人がしっかり会議の予習をされていると思います。
いつでも人のためになる話ができるように、日々考えないといけないですね!