【オススメの本・子どもたちに紹介したい】「諦める力」(為末大)から現役塾講師が印象に残ったオススメ記事3つ
「諦める力」(著者為末大)
著者プロフィール
1978年生まれ。広島県出身。スプリント競技における日本初の世界大会メダリスト。
五輪はシドニー、アテネ、北京の3大会に連続出場。2012年に現役を引退。2012年12月に株式会社R.projectに参画。
現在、アスリートソサエティ代表理事。執筆、テレビ出演等多方面でスポーツと社会についての活動を広げている。
競技に打ち込む独自のスタイルと自分を見つめて思索する姿が感銘を呼び、「侍ハードラー」または「走る哲学者」と言われている。
※R.projectホームページから引用
0 あらすじ
耐える人生か。選ぶ人生か。
前向きに「諦める」ことから、自分らしい人生が開けてくる。
諦めることは、逃げることにあらず。
与えられた現実を直視し、限られた人生を思い切り生きるために、
よりよい選択を重ねていくことこそが「諦める」ことの本質である。
オリンピックに3度出場したトップアスリート・為末大が、
競技生活を通して辿り着いた境地。
※amazonの内容紹介より引用
ここからが、塾の先生をしている私から紹介したいおすすめ記事3つです。
1 あなたにとっての苦役は、あの人にとっての娯楽
「好きこそものの上手なれ」
という言葉がある。
これはほんと、そのとおりなんですね。
スポーツが得意な人はスポーツが好きなんです。
もっと言えば、スポーツの練習をすることも苦になりません。
これは勉強も同じですね。
勉強が得意な子は、
問題を解いたり、
考えたり、
文章を読んだり
することが苦にならないんです。
勉強が苦手な子は勉强するときの苦痛が100だとしたら
勉強が得意な子は30ぐらいなんですよ。
ひょっとしたら苦痛じゃない可能性もあります。
だからって勉強しなくていいわけではないです。
高校、大学へと進学を希望するなら受験しないといけないので。
そのときに勉強へのストレスが強ければ、ほどほどでやめてしまっていいと思う。
だって、勉強好きな子には絶対かなわないもん。
むしろ、自分の好きなこと、わくわくすることに時間を使うことをおすすめする。
そっちのほうが楽しいし、その才能を伸ばすこともできるからね。
2 迷ったら環境をかえてみる
僕は部活や、塾、習い事をやめたり、変えたりすることは決してマイナスではない
と考えている。
「今やめたら迷惑がかかる」
「やめたら、周りからなんて言われるだろう」
そういう心配する気持ちもよくわかる。
しかし、自分なりによく考えただした結論なら問題ない。
そもそも自分1人の影響力なんてたいしたことない(笑)
今までとの友人の関係性も変わるかもしれない。
しかし1人の時間を確保することができる。
そして、また新しい出会いもきっとある。
やめたり、変えたりってネガティブなイメージがあるけど
僕はポジティブに考えている。
3 ルールやしめきりは絶対に守る
自分で設定した
「ルール」…毎日◯◯をする
「しめきり」…いつまでに△△を終わらせる
を守ることはめちゃくちゃ大切である
例
毎日家のお手伝いをする
ゲームは30分まで
夏休みの宿題はお盆までに終わらせる
「まあ、今日はいいか」
「とりあえず、今週はいいか」
「来月考えることにしよう」
決断を先のばしにすることは楽である。
これはくせになる。
先のばしを続ける=何も決められない
である。
自分にとって大切なことは先のばしにしてはいけない。
何が大切かはわからない。
自問自答するしかない。
そのために、考えることをやめてはいけない。
考え続けることによって、きっといい決断ができる。
最後に
本をいろいろ読んでほしいです。
親や学校、塾の先生の意見だけを参考にしてほしくないです。
本人はいろいろいいこと書いてあるますからね!
この本はみなさんが教えてもらってきたことと逆のことが書いてあります。
だからこそすごく参考になりますよ!