【私論】ここがへんだよ学習塾(後編)

塾の先生をしている私が、
「学習塾ってここがおかしいよな!」
というところを書いていきます。
 
主に中学生が通う塾を想定しています。
予備校にもあてはまることもあると思います。
 
前編はたくさんのアクセスありがとうございました。
それでは後編です。
 
6 志望校の誘導
 
高校(大学)って本人の行きたいところを受験するのが1番いいんです。
あたりまえですね。
でも有名進学塾になると
「絶対〇〇高校を受験しなさい」
「⬜⬜高校以上じゃないと受験を認めません」
みたいなのがあるんですよ。
もし不合格になったらどうするの?
そもそも塾の先生に志望校を決める権限なんかありませんよ。
子どもの受験をなんだと思っているのか。
子どもは塾の商売道具ではありません!
 
 
7 先生という権威
 
塾の先生は免許がないので、会社に採用されたらもう先生なんですね。
私は塾の先生というのは素晴らしい仕事だと思っています。
誇りをもてる仕事だとも思っています。
しかしだからといって、えらいわけではありません。
いばるとか、えらそうにするとか論外です。
そもそも生徒がいなければ、
塾の先生なんかただのお兄ちゃん、おねえちゃん、おっちゃん、おばちゃんですからね。 
「先生」と呼ばれてかんちがいしてはいけないですね。
 
 
8 授業がはじまるまでの時間
 
 普通、授業が始まるまでの時間って授業の準備だと思うんですよ。
・教科内容の研究
・生徒の成績やカリキュラムのチェック
・懇談や面談の準備
など。
要は、生徒や保護者にとって利益となるために時間を使わないといけないと思うんです。
もちろん掃除したり掲示物を作ったりでもいいと思います。
授業以外にも大切な仕事はたくさんあります。
 
でも大手ほどそのあたりまえのことができないんです。
報告書作ったり営業電話したり。
 
スポーツの試合では、試合前はウォーミングアップするんですよ。
あたりまえですね。
でもそれがない塾がたくさんあるんです。
塾だってウォーミングアップいると思いますよ。
授業の練習したり
生徒1人1人に何と声をかけるか考えたり。
「私は準備がなくてもきちんとできる」
なんて考えは傲慢だと思いますね。
 
 
 
 9 身だしなみ
 
僕は塾の服装は自由でいいと思っています。
私服でもいいと思っているぐらいです。
しかしスーツ着用であるなら(男性)
・ネクタイはきちんと結ぶ
・Yシャツの一番上のボタンもしめる
・ スーツのズボンのおりめはきちんとつける
・定期的にクリーニングにだす
・短いくつしたはかない
・ハンカチ、ティッシュは携帯する
など、社会人としてのあたりまえの身だしなみは必要です。
ハンカチ持っていないとか、どうかと思います。
学生ののりで手を洗って、ふかないとか勘弁してほしいです。
 
 
10 生徒の責任にする
 
後編の中で1番きらいなのがこれなんです。
 
生徒の成績が上がらないこともあるんですね。
そうするとこんなこと言う先生がいるんです。
「あの子はセンスないから」
 
もうね、耳をうたがうでしょ。
自分の非を認めないんですね。
もちろん生徒の勉強不足で成績が上がらないこともありますよ。
それでも
「あの子はセンスないから」
は言っちゃだめです。
そもそも、成績を上げられない自分の指導力のなさを反省するべきです。
 
 
このシリーズは書き出すときりがない気がしてきました… 
 いったんこれで完結にしたいと思います。